「よくもまた邪魔をしてくれたな!」
パラレルヒーローズに攻撃を受けたベアは怒り心頭だ。
「もういい。こうなったら三人纏めて皆殺しだ。殺れ!」
ベアはそう言うとシャーク・タイガーに攻撃を指示した。

三人は幹部達の攻撃を避けると負けじとパンチやキックを浴びせる。

そして三人の猛攻の末に幹部達はその場に倒れた。
「やったか?」
ホワイトは安堵を浮かべる。しかし
「まだみたいよ。」
ピンクとイエローが言った。

「なーんてな!わざと倒れたフリしたんだよ!!」
ベア達は起き上がるとパラレルヒーローズの後頭部を攻撃した。
攻撃をモロに受けたパラレルヒーローズはその場に倒れた。

「あれ?もう終わり?かったりぃなぁ。」
「こんなんでパラレルヒーローズを名乗るなんてまるでゴミね。」
シャークとタイガーは高笑いする。

「終わり?バカ言うなよ。」
「そうよ。こんなんで倒れてたら正義のヒーローなんて務まらないわ。」
三人は必死に幹部達にしがみつく。

「俺達は誓ったんだ。」
「(私)(あたし)達は秘密結社ポイズンを潰すってね。」
「絶対に・・・負けないんだからぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーっ!!!!!」
三人は啖呵を切ると再び立ち上がった。

「はああああああああっ!!!」
強烈な連続パンチを繰り出す三人、幹部達も負けじと反撃をする。

「まだまだぁ!!」
ベアは叫びながらショルダータックルを三人に仕掛ける。
一度は倒れたが、すぐに反撃に出る。

ホワイトは連続パンチで、ピンクとイエローは飛び蹴りで応戦する。すると幹部達は疲労が出てきたのか徐々に圧されていった。

「一気に決着つけるわよ!」
ピンクがそう言うと三人は手を光らせる。
「パラレルッ、アルティメットエクスプロージョン!!!」
「ぐわあああああああああ!!!!!!!」

三人の攻撃を受けた幹部達はその場に倒れた。

「やった!ついに倒したぞ!!」
幹部達を倒すことに成功したホワイトは大喜びだ。

「でもまた倒れたふりして起き上がってこないかしら?」
ピンクはフリでないか不安だった。
「でも起き上がってこないから今度は本当に倒れたみたいよ。」
イエローが言った。
「そうね。」
ピンクは安堵を浮かべた。

「でもこれからどうするんだ?ポイズンの基地もどこなのか分からないし。」
ホワイトは困惑する。
「そうね。基地の場所知らないから手のうちようがないわ。」
ピンクとイエローも困惑した。すると

「何あれ?」
イエローが何かに気付く。
「本当だ。何か降りて来るぞ。」
三人の目の前にある広場に巨大な飛行船が降りてきたのだ。しかも飛行船にはポイズンの文字と髑髏マークが描かれている。
「きっとポイズンの基地だわ。」
三人は基地に乗り込む。すると

「基地には行かせねえ。」
幹部達はそう言いながら再び立ち上がり、追ってきた。復活した幹部達に三人は驚くしかなかった。

「しかも手が黒い光に染まってるぞ。」
「うそでしょ・・・」
幹部達はさっきよりパワーアップしていた。そして幹部達はこう言った。
「てめえら全員地獄に叩き落としてやる!!」

次へ

戻る

TOP